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2008年12月11日

今日の読売の一面トップは死刑に関する記事。読売新聞の死刑に対する考え方が感じられる。

紙面には犯罪被害者遺族が取り上げられ、死刑に対して疑問を持っていたが、遺族となって考えが変わった。とある。

その考え方は解らなくもない。しかし、それを肯定はできない。

現在、先進国の主要八カ国で死刑を存置しているのは日本とアメリカだが、アメリカでは州によって廃止されており、その他でも凍結等で死刑判決や執行は減少している。日本は先進国で唯一の執行増加傾向である。

1999年に浜松で高校生がブラジル人に轢逃げされた事件で、被疑者がブラジルに帰国してしまったため、ブラジルの刑法にて裁かれるというものがあったことを、今月一日に控訴したという記事があったために思い出した。

この場合は日本国内で発生した事件だが、日本とブラジルは犯罪人引渡し条約を締結していない為、日本の刑法で裁くことができない。

この場合は一審で禁固4年が言い渡された。

新聞によれば、裁判で被告は「事故現場から立ち去ったのは、日本で受けた差別を思い出したから。」と発言したそうだ。

それに対して、遺族は「せめて119番してくれれば」と、憤っていたという。この事件に限らず、同様に報われない人は多いであろう。

日本が犯罪人引渡し条約を大韓民国、アメリカ合衆国(いずれも死刑存置国)以外の諸外国と締結できない背景には、先に述べた死刑存置国であることが少なからず関係しているだろう。

いずれにせよ、死刑制度については一側面からだけでは語れない部分が多い。特に、影響力の強い新聞なので、そうした配慮があることを希望する。


それよりも、社会面に小さく載っていた「比在住の子供10人日本籍取得を申請」という記事に目が止まった。「母親たちは日本の飲食店等で働き、日本人男性との間に子供をもうけたが、男性に妻がいるといった理由で結婚せず、フィリピンで子供と暮らしている。」

この子供達の父親は…なんという破廉恥極まる行いをするのだ。フィリピン人女性と子供達の人権はどうなると言うのだ。

こういった事こそ、埋もれさせずに特集を組んでもらいたい。

現代において、道徳という言葉は死語と化したのだろうか。

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